色紙展に出展させていただきました。
2017年01月31日(Tue)
roseさんのブログでご紹介いただいたので、こちらでも解禁。毎年那須高原で正月に催されているチャリティ展覧会に出展させていただきました。会場の様子など、詳しい情報はroseさんのブログで。
世間様にもっとPoser絵をひろめよう会 | Poizon of rose
いやー、なんか小っ恥ずかしい。お買い上げいただいた方、万が一にもご覧になってはいらっしゃらないでしょうがありがとうございます。申し訳ないです。ひえええ。
タイトルは『楽園の君に』。実は同名のタイトルの歌があって、久しぶりに聞く機会があってそこから着想。毎回「新春の那須にふさわしい」というテーマに悩んで寒々とした脳内イメージを転がしてみるんだけど、結局過去に作った絵を見返して「冬と春の絵は作ったから次は夏っぽいのかな」なんて方向に進んでしまった。
なんていうかこう、自分の中に一人の理想的な少女像があって、それは「自分がこうなりたい」という意味での理想ではなく、もし自分が「理想的な青年男性」であったらこんな子を心に住まわせたいな、と思わせる、そんな感じの女の子。
そんなわけでA4を0.2、Realisticを0.5、まにほにAnnyを0.74混入してIrisSizeをがっつり下げるとだいたい「こんな感じかな」という顔に至る。
あとは「彼女がデートに着て来ても引かない服装」をランタイムから探し出してマテリアル調整。ついでに口角を上げるモーフとかもちょろっと作って仕込んでおく。

できたところでライブラリ登録して、別ファイルでシーン作成。わかりにくいけどこんな感じ。

レンダリングサイズは印刷用途ということで、4096ピクセル四方で仕掛ける。ここで考えるのがレンダリングにかける時間とピクセルサンプルの兼ね合い。ピクセルサンプルは1ピクセルの色を決定するために行う計算の回数だ。数字は自乗されるので、値が2なら4回計算される。
つまり、ピクセルサンプル2で100×100ピクセルを計算するのと、ピクセルサンプル1で200×200ピクセルを計算するのは、ほとんど時間的に変わらないということだ。
360dpiで印刷すれば、1つ1つのドットはものすごく小さい。0.1ミリ以下である。そこに多少のノイズが乗っていたところで、離れて見れば言うほど気にならないだろう。全体的な明るさが確保できる程度のサンプル数であれば、それ以上品質を上げたところでそんなに違いはあるまい。
と割り切って、512ピクセル四方でレンダリングの秒数を確認してから、4096ピクセル四方の1回分の計算にかかる時間を割り出し、「寝る前レンダ」で費やせる時間(=だいたい10時間以内)からピクセルサンプルを算出。というわけで今回はピクセルサンプルは4で計算した。
生レンダ1/256サイズ。

で、トーンマッピングでがっつり露出オーバーに補正してから、軽くノイズリダクションをかける。

それでもまだノイジーだけど、これをたとえば1024ピクセル四方に縮小すれば、1辺が1/4。ピクセルサンプルは4倍の16でレンダしたのとほぼ変わらない画質になる、だろう、と思う(弱気)。
時間的に結構早めに終わったっぽいので、サンプル5にしてもよかったかもしれない。
あとは気になるところにちょろちょろと筆を入れて補正。レンダリングしてしまえばあとの工程は変わらないなあ。復帰してから半年ぐらいずっとSuperflyで丸やら四角やらをレンダリングしてたけど、ようやくまともに絵を作った気がする。
それにしても作ってる時から思ってたけど、こっち目線のポートレートって壁に飾る絵としては適してないよね(笑)。なんでもない時にフと目が合ったら怖いもんね。しかも正面向いてるしね。
まあそれはさておき。
適当に縮小したサイズのものをRenderosityと、あと国内で放流できそうな場所が思い当たらなかったのでとりあえずPixivに投稿してみた。
サイトをちゃんと整理したらそっちにも飾る予定。