揃い踏み。
2009年11月05日(Thu)
はい、Phase of Interplayの更新の時間がやってまいりました(笑)

今回はお話の11章とおまけ、そしてGalleryページが追加されております。
GalleryページはPOI関係で作成された絵を展示しております。自分が絵の大きさよりレイアウトを優先しちゃうタチなもので、表示サイズは小さいですが、拡大できる画像はタイトル下に元絵サイズを開くリンクが置いてあります。絵をクリックしても大きくならないのでご注意下さい。
本文の方はいつもよりちょっと長めになっております。まあ改行が増量してるせいなので、文字量はそんなに……そんなに……(笑)。内容はあんまり細かいところはツッコまず、雰囲気で読んでいただけたらと思います。おねがいします(低頭)
キャラは10人目、これでCharactersページに出てくるキャラは打ち止めになる。揃いも揃ったりヘンなヤツらばっかり集まってしまった。もともと「ユーティには毛色の変わった友人が多い」という設定があって、まあその筆頭は言ってみればゼニスだったりするんだけど(笑)、ストーリーをチャットで話し合っている時に「じゃあクアドラの客も個性的な人たちばっかりにしてしまおう」てな感じで決まったのが今の常連たちだったりする。名前が決まるまではそれぞれオカマ、ビアン、ゴスっ子、フリーター、PCオタク、普通の女性、というミもフタもない呼ばれ方をしてたりして(笑)。
ちなみにメインキャラの名前はWiz世界の法則に従ってカタカナ6文字・英語表記は8文字以内で決まっている(笑)。頭文字が重複しないのも些細なコダワリだったり。
テオドルはまにほにさんのZowie君をいじったもの。他のキャラと揃えるためにテクスチャとマテリアルを変更してる。

おかげさまでウチのランタイム美形序列(笑)的には上位に食い込むキャラなんだけど、たぶん普段は全然シャキっとしてないのでキャラとしてはそういう扱いは受けないであろうと思われる。
えー、続きはネタバレなので、本文を読んだあと、がっかりしたい人だけ(笑)
11章の中ではチェスが題材として大きく扱われていますが、明らかに現実のチェスとは異なる架空設定の部分も含まれています。そのへん詳しい方に「本当のチェスはこんなんじゃない!」とツッコまれると「ええ、その通りですね」としか答えようがないので、やんわりスルーしていただけると助かります。というか、ファンタジー世界のボードゲームが現実世界とまったく同じだったら、今度は「違う世界なのに同じに発展した必然性」を設定しなくちゃいけないしー。
とりあえず現実のチェスでは、長時間制をクラシカルタイムとは呼ばないし(ただネット対戦の発達で短時間のものが年々増えているらしい)、決闘の宣言を上げたりもしない。カイサというのはチェスの女神の名前らしいけど、文句はまったくの創作。チェスの前身は確かにシャトランジ(さらに遡るとチャトランガ)という中東のゲームだけど、時代はゼニスが生きてた年代とは重ならないし、引き分けはむしろシャトランジの方が多く起こったらしい。ちなみに、「詰みじゃないのに相手を足止めすると引き分けになる」というのは、ステイルメイトと言ってこれは実際のルール。ゼニスがテオドルをマスターと呼んでいるのは、実際のチェスマスターの称号とWizの冒険者のマスターレベルとを掛けている。チェスにレベルがあるなら、テオドルはLv13は越えているハズ(笑)。
まあそれはさておき。
前回から今回にかけてのエピソードは、わりと後の段階になってから、自分が提案して追加させてもらったものだ。その分ただでさえ長い話がさらに長くなったり、それまで出番が決まってなかったテオドルが急遽敵役に回ったりと色々影響はあったんだけど、とりあえず最初にアイデアを提案したとき、Jezzさんから2秒で「私、書けないからね!」という即レスもとい暖かい了解の言葉をもらったことは今でもよく覚えている(笑)
ゼニスと対峙するという役回りが決まったおかげで、テオドルはゼニスと似た部分半分、相反する部分半分、みたいなキャラクターになった。実は最初のコンセプトは某漫画のアルファベット一文字の人だった……というのは、まあビジュアルを見れば結構バレバレかもしれない話。