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ひょうふっと

2009年03月07日(Sat)

第三回和風展、開催期間延長で7日いっぱいまで投稿可能です。投稿数も伸びて、いい感じに盛況です。諦めかけた方も、もういっちょ駆け込みしたい方も、ぜひご参加くださいませ。

第3回和風展バナー

今年は和エロが熱いですよ、ダンナ(爆)。イヤ自分はやってないけど。

去年の第二回和風展は「似非ジャパネスク」な和風展だったし、第一回はわりかしスタンダードな、要するに「着物多め」な和風展だった。こんな風に開催ごとにそれぞれ傾向があるというのも、継続的な展覧会ならではの楽しみだと思う。今年その路線で来た人が、来年はまた違ったアプローチを見せてくれるだろうと思うとそれも楽しみだったり。

何より「和風」の解釈がバリエーション豊かになってきたのが見ていて楽しい。やっぱり「DC着物着てたら和風」みたいなのは展覧会として面白みがないし、それじゃ「ニッポンと言えばスシ、ゲイシャ」と同レベルだと思う。それよりは、それぞれが「和風ってなんだろう?」みたいなことを模索してるっぽい方がずっと刺激的だし。まあ着物フェチの人はガッカリかもしれないけど(笑)。

自分といえば、血中和風濃度(笑)が極貧なのはもう分かり切ってることで、いつも差し迫ってから「和とは何ぞや」みたいな暗中模索を始めることになる。テーマの掘り下げって言ったら難しく聞こえるけど、要は連想ゲームと、あと手持ちのアイテムでどれだけ戦えるか、みたいな(笑)。プラス自分的課題が設定できるかどうか。

一枚目は那須与一。図書館で薙刀関係の資料を探していたら、近くに弓道の本があって「そういや自分、昔杵柄なんだからちゃんとやってみようかなあ」みたいな。この場合の「ちゃんと」というのはフォームのことで、知ってる人間が見ても「ありえない」と思われない程度に説得力のあるポーズができるかどうかと。現代の弓道的に正しいことが絵に必要かと言えばもちろん否。ただ、正しいカタチや理屈を知っていれば、より説得力のある嘘や誤魔化しが可能になると思う。妥協点を見出しやすいというか。そういや以前Mikiでやった時も、弽(ゆがけ:弦をひっかける用の3本指グローブ)を作ろうと思ってそのままにしてしまうんだよな。まあ作っても使うことはまずないんだけど(笑)。

090307-1

生レンダを合成したところ。M3にポーズを取らせて、首から上だけKojiを表示している。髪は手描き。マテリアルは一通り調整したものの、やっぱり質感が揃わない部分もあるので思い切った絵画風の効果をつける。戦モノは迫力が大事よねー、というわけでガッシュ系のこってりした感じ。

ちなみに滋籐(しげどう)というのは弓の種類で見た目しましまなやつ。鏑(かぶら)は矢の種類で先っぽが変わった形で飛ばすと音が出る。物語中でそんな描写があるんである。

二枚目は巫女さん。一枚目がガッシュなら次は透明水彩で、という安直な絵だったりする(笑)。
kozaburoさんのポニーテールをマグネットでぐぐいっと動かしてまとめ髪に。

090307-2

神楽鈴の垂絹部分は別にモデリングしてDC計算。レンダが終わったら背景写真を後ろに重ねて、いかにも水彩画っぽくなるように補正とフィルタをかけていく。

090307-3

生レンダに背景写真を追加したところ。

水彩画といえば大抵それは透明水彩のことで、透明水彩は発色がよく、色を重ね合わせで表現していく。が、重ねすぎると色は濁っていく。透明度が高いので、暗い色の上に明るい色を置いて明るくするような使い方には向かない。だから透明水彩では白い部分は紙の白を残すように描いていく。つまり、彩度ちょい高め、輝度はかなり高めで、塗りムラがあったり、下書きの鉛筆線なんかが見えてたりするとだいたい水彩画っぽく見えるというわけで。

補正をかけまくってる内に、色の強い部分と弱い部分との差が大きくなったのを修正し忘れていたのが反省点かな。

三枚目は大正ロマン。ガッシュ、水彩と来たら次はポスターカラーかなと思いつつ、実はポスターカラーで描かれた絵のことをあんまり知らなったりして……。

というわけで長くなってきたので次回につづく。



Comments

理系の絵作り

水彩画のレタッチ解説はなるほどーと少しばかり感動してしまいました。
そこの所を押さえてやれば私だって出来る・・・かも、と思わせてくれます。
だったら油絵だったらドウだろうとか、やっぱりポスト解説書期待してしまいます。
読み物としても面白いかも。
その前に大正ロマン画解説楽しみです(^^
あの独特なレトロモダンな感じがとても良かったです。

Name
sannzi #u2lyCPR2
Site
URL
Post Date
2009-03-08
Post Hour
18:00:42

Edit

外堀から固めるタイプで

>sannziさん
実際の絵画っぽく見せるには、その画材の特性を調べたり、実際に描かれた絵を色々見比べて特徴を掴むとそれなりに近づけるんじゃないかと思います。こういうレタッチも一度みなさんのノウハウを整理して文書化してみたいですねー。面白い読み物になりそうです。
ありがとうございます。続きは書いておりますのでお楽しみ(?)に~(^^;

Name
Kyotaro #NWbyPjWY
Site
URL
Post Date
2009-03-09
Post Hour
18:19:05

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