ExPの補足とか。
2008年03月26日(Wed)
目下水面下で暗躍中ちう。暗躍ということはつまり暗く踊ってるということで(どんなだ)、躓いたり転んだり七転八倒したり(一緒だって)しているということで。和風展以来Aさんをロードしてないなぁ。ストレス溜まるなぁ(笑)
きっと当の本人も溜まってるんだろうな(爆)
なにはともあれ、Forum3Dの瑠香展に参加して参りました。全員が一つのフェイスキャラで絵を作るというのは、なんつーか赤裸々に本人のテイストを露出するものなんだなぁ、などと感想を持ったりしつつ。実際に拙宅ランタイムにお迎えした瑠香さんは、丸顔の非常に可愛らしいお嬢さんで……ではそのように、と作っていったらなんか自分の絵が一番設定年齢低そうな感じになってしまった。マテリアルしかいじってないんだけどなぁ(笑)

でもって相変わらず白シャツの質感が鬼門。自分では頑張ったつもりだったけど、後から見たらデフォのままいじらない方が良かったんじゃないか、飛ばしすぎで全然別の物質みたいじゃないか、みたいな後悔がどんどん出てくる。いっそClothシェーダみたいなのがPoserの次バージョンで導入されないかと逃避したり。
さて。
V4 ExPについての補足……というか注意事項。前回説明したように、V4はロード時に大量の外部ファイルを読み込む仕組みになっている。その仕組みの是非はおいといて、ここで注意しなければならないのは、Poserはファイルパスを正しく記述してもその通りにはロードされないことがあるという点だ。
実際、P7でファイルの検索範囲をNone(なし)にした場合、Poserは自分自身がインストールされている階層直下のデフォルトランタイムしか参照しない。外部ランタイムのアイテムをロードするとファイルの所在をいちいち聞いてくるのだ。それはつまり、外部ランタイムの中のファイルを相対パス表記(":Runtime:~)しても「正しくない記述」として扱われ、「見つからなかったから検索している」ということになる。検索範囲をSallowやDeepにするとちゃんとロードできるのは、一回ロードに失敗して検索で対象ファイルを見つけているからなのだ。
だからデフォルトランタイム以外にV4をインストールするとロードに時間がかかるし、ちゃんとインストールしたはずなのにモーフが効かなくなったりするのである(時間がかかると言っても、その長さはデフォルトランタイムのサイズに依存する。P7のデフォルトランタイムに何も入れてない自分の環境では、外部ランタイムのV4をロードするのにかかる時間は1分程度てある)。
厄介なことに、Poserのファイルの検索順序はだいたい「デフォルトランタイム>起動時にアクティブになっていたランタイム>ロードしたファイルが存在するランタイム>その他のランタイムを登録順に」という順番になっている。(細かい順番などは以前Forum3Dに投下した記事を参照)
つまり、外部ランタイムのV4.2をロードしても、起動直後に選択されていたランタイムにV4.1がインストールされたいたら、V4.1の一次ファイル群を読み込みにいってしまうという訳だ。
しかもPoserは、一度読み込んだファイルは再起動しない限り別の場所を読み込もうとしない。これはジオメトリでもテクスチャでも一緒で、もし仮にhair.objやgold.jpgなどの簡単なファイル名を使用していた場合、別の人が作った同名のファイルが先に検索ヒットしてしまったら読み込み直すことができないのだ。この外部ファイルの参照の仕組み、よっぽど根本的に性根を入れ替えないと変わることはないだろう。
なので、V4はできるだけデフォルトランタイムにインストールする方が安全だし、もしロード時間を犠牲にして外部ランタイムにインストールすることになっても、前バージョンを別ランタイムに残しておくのは非常に危険だということになる。
ポイントは、DAZはそんなPoser独自の問題点はとっくに認識してるということだ。そこで敢えてこれほど大量の外部ファイルを読み込む仕組みを持ってくるということは、もう本気でV4はPoser非推奨にしたいのだろう……なんて、余計なことを穿ってみたりして。