水着展。
2007年08月28日(Tue)
基本的に、Kyotaroはじぇーむずを「いい男」だと思っている。好みかどうかは別として、あんなハンサム滅多にいないと思う。これはごく普通の美的感覚だと思うのだが。じぇしーだって、美人かと言われると返答に困るが、モデルさんみたいだなぁ、ぐらいには思っている。だもんで、じぇーむずとじぇしーを使って「いい男」と「いい女」が撮れなかったら、それは自分の未熟なのだ。
以上、じぇーむず&じぇしーで作品作りに挑戦してみた言い訳。
ネタも浮かばないし、辛うじて浮かんだ男女画はポーズ案の時点でAさん投入が絶望的になってしまったし。まあ凡庸=誰にでも作れる絵、ってことで。だってデフォ顔だもーん。
心がけたのは自然な表情と、自然なポーズ。そして自然なライティング。自然なポーズというのは、格好をつけない自然体ということではなくて、ぱっと見「うわ、なんかヘン」と言われてしまわないようなポーズということだ。どれも今回の展覧会を見ていて足りないと思ったものなのだが、心がけてはみたものの、果たせているかというと今一つ、二つ。三つぐらい?
とりあえず男女の絡みって少ないよな。やっぱり面倒だからだろうな。
今回は特に時間も無かったので、特筆するようなことはしていない。逆光肌は普通に高速分散を弄っている。ブリンにノイズを繋いだりとか。あと弱いと言われているじぇーむずのJP周りでちょっとマグネットを入れたりとか。

この手のレタッチはDAZフィギュアでも自分的に必須。えむよんはいつ発売かなー。
ライトはメイン以外に右奥から拡散色をカットした無限光を当てている。肌の高速分散ノードは代替拡散に繋いでいるので、影響されずにブリンの鏡面反射の効果だけを得ることができるのだが……ちょっとやりすぎた。あとは、生レンダ状態だとじぇーむずの顔が暗すぎて表情が見えないので、単体レンダしたものをうっすら乗せていたりとか。じぇしーの方はそのままだったので、投稿サイズに縮小するとイマイチ表情が潰れてしまってたというていたらく。
グラスはもうちょっと南国っぽいカクテルにすればよかったけど、手持ちのShade形状からコンバートする時間がなかったので、元々用意していたものを使っている。ちなみにレイトレースバウンズを上げた設定でグラス周辺だけを部分レンダ。屈折や反射の効果はアルファを抜けないので、合成する手間を考えて背景ノードにあらかじめ背景用の画像の一つを適用。実際には背景は2枚の夕日の写真を合成して色調補正したものを、後から合成している。
水着展を見ていると、どうも年々レベルが低下していっているような気がしてならない。それは初心者マークのユーザーが増えたからということではない。ましてや下手な人や技術の不足する人は展覧会に投稿しちゃいけないとかそういうことでもない。ひたすら、自分自身が向上していないことに無関心な人が多くなったような気がするのだ。趣味なのだからそれが悪いとは言わないが、見ていてテンションが下がるのは一つの真理だろう。
絵は作って人目に晒すほど上達するものだと思っている。それはつまり「あともうちょっと、なんとか良くしたい」「もっとこういう風にしたい」という気持ちの積み重ねなのだろうとも思う。そういう心理が強く働くからこそ、展覧会というものに意義があるのではないかと思うのだが……。
まあ、そんなことはもうちっとマシな絵を作ってから言うべきなのであって。
