とりっく おあ ぱにっしゅめんと / 2006年10月31日

一年越しのネタ。

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Aさん隠れ弟属性発動中。なんちて。

去年の時点でアイデアだけはあったけど、Bさんが居なかったんでそのままお蔵入りになってたネタ。それにしてもシミュレーション6回はさすがに時間がかかるなぁ(笑)
カボチャは去年RDNAで配っていたものをShade上で繋ぎ直してブーリアンモデリングで穴を開けた。このブーリアンモデリング、計算精度がもっと向上しないとポリゴンモデラとしては使えたものじゃないように思う。フリーのポリゴン編集ツールがあるからまだなんとか修正して使えるけど。

Tipsに掛かり切りで、最近絵を作ってないなぁ。

とりあえずroseさん宅でチラリとご紹介頂いたM3用ケープ。

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闇部隊の諸先輩方のご要望にて、烏男のDCを汎用小道具に仕立てたもの。
DCの計算結果をモーフにしこたま仕込むというある種暴力的な作りなので、扱いが難しいというか用途限定されているような気がするので配布まで至ってない。もし使ってやってもいいという奇特な方がいらっしゃいましたらご一報を。
インバネスっぽく見える襟プロップ付き。


T2さんのブログでG2アップデート版が出たとのこと。
James/Koji/G2対応の何か作ろうかな〜。

ちょっぴり実験 / 2006年10月22日

Tips用に拡散IBLライトをいじっていて、Poserでライトプローブ画像を背景に使えないものかと考えてみた。

背景ノードはもちろんウィンドウに画像をただ貼り付けるだけなので、やっぱり大きな球体にマッピングするのが一番良いかなと。ただ、ライトプローブイメージを球体マッピングするには、UVをその形に展開しないといけないわけで。

ShadeのEugridシリーズの中に、極が一つしかない球体(自由曲面)を作成するプログラムがあったので、直径20メートルぐらいの球を作ってポリゴン変換する。自由曲面から変換したポリゴンにはUVが自由曲面に沿って自動的に貼られているので、それをそのままPoserに読み込んでみる。

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極や面の向きなどを変えてテクスチャを貼ってみたところ。

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で、同じ画像で拡散IBLライトを使ってみる。

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だいたい合っているような感じだ。ただ、どうしても画像の解像度が足りないので(上の画像は50%に縮小している)粗くなってしまう。

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被写界深度で背景用の球体をぼかしてみたところ。当然ながら被写界深度を使うとこの画質でも時間がかかってしまうわけで。しかも画像のフチとかアレだし(笑)。このあたり、P7で改善されるといいんだけど……どうかな。

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別撮りして背景だけPhotoshopでぼかしを入れてみる。確かにきれいにはなるけど、あんまり意味がないような……。
あと、この球体だとやっぱり歪みが大きくて、側面に近付くと歪曲してしまっている。

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後ろを振り向くと異次元への入り口があったり(笑)

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まあ雰囲気だけを要求するなら、これでもアリかな〜、ってところかな。
HexagonのUV展開の画面に下絵を読み込めるなら、ちゃんと計算式で比率を求めて手でUV展開するのが一番いいのかもしれない。

ま、たぶんやらないけど。

もうすぐハロウィンで。 / 2006年10月21日

それっぽい絵を作ろうかと思ったけど、いまいちイメージが浮かばないんだな。どうも煮詰まってるような気がして仕方ない。

翼展に出展した烏男の絵を少し手直ししてレンダロにUPした。というかレンダロにUPするために手直ししたというか。どこを手直ししたかというと、まあ……DAZに躍らされているなぁ、という感じで(笑)
さすがにあちらではWarecrowも知名度があるというか、普通に変身途中と解釈してもらえてなんだか安堵。まあ知らない人はわざわざコメント入れたりしないだろうけど(笑)
ちなみに西洋でcrowと言えば大体はcrowでもjackdawでもなくravenのことである。このへんは狼男のことをハイイロオオカミ男とかエゾオオカミ男とか言わないのと同じである。ま、どうでもいいマメ知識。

Poser7英語版が今秋発売だとか。この前米コンパラでPoser5無料配布版を落とした人は今Poser6のUPグレード版を買うとタダでPoser7がゲットできるそうな。Poser6のUPグレード版が130ドル。一万五千円でイチ早くPoser7が入手できるということだろうが、果たして。
自分は日本語版が出てから購入を検討することになるだろうが、今のところ新機能に魅力を感じないというのが本音のところだろうか。

Poser7に望むこと……は、いっぱいありすぎて書ききれない。

一番感じているのは、コードを最初から書き直して欲しいということだ。
さらに言うなら、cr2とかpz3とかの古臭い構造をイチから作り直して欲しい。
もう下位互換なんか考えなくていいから。
Poserというソフトのことを考えるなら、これからのことを考えるべきだと思う。
上位互換だけしっかりサポートしてくれればいい。ついでに吐き出されるファイルがテキストベースで、仕様を公開してくれるならもう言うことない。

もちろん、これはリリース間近と思われるPoser7では到底不可能なわけだけども(笑)

あとは多言語対応かな。内部名と外部名の線引きをハッキリさせて、何語が含まれていてもちゃんと動くように元(英語版)から対応すれば、日本語の変な翻訳仕様もいい加減終わらせることができると思うけど。

あとはインターフェイスとか。
正直自分にとって、returnキーでOK、escキーでキャンセルが入らなければそれはダイアログボックスとは言わない。文字列のコピー&ペーストやドラッグ&ドロップができなければテキストボックスとは言わない。文字のはみ出しなんかもっての他である(Windows版はどうか知らないけど)。
OSの提供するAPIを無視するなら、せめてダイアログボックスぐらいはまともに作って欲しいものだ。

あと日本語版には日本語で書かれたマニュアル(嫌味)。ついでに英語版マニュアルのPDFも入っていると嬉しいんだけど。

まだまだあるけど、こういう要望ってイーフロ(日)に出したところで反映されるんだろうか。フォーラムは閑古鳥だし、未だにPoser7もG2もSR3もアナウンスないし。いっそ「Poser7からは日本語版は出しません、コンパラ以外ではアップデータも配布しません」とアナウンスしてくれれば見切りもつけやすいんだけど。

とりあえず自分は今のP6で結構満足している。折角書いたレンダリングやマテリアルのTips群が、無駄にならないよう祈るばかりだ。

いや、けっこう切実なんだけど(笑)

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ちいさい秋。 / 2006年10月12日

ぱいんさんに頂いた千羽鶴のお返しネタ。

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そんな秋晴れの朝。

幸運なことに、自分は今も五体満足のまま健康な生活を送っている。だから生まれた時から全盲と診断された人が、夢の中でさえ「見える」という感覚を理解できるかどうかなど自分にはわからない。それ以上の言及は避けたいと思う。

とりあえずギャグじゃないネタはオトすのが難しいということがわかった(ぉ)

そいでもって永遠に未定と思われていたウィードの目のテクスチャが決まった。
一応ちゃんと目も開いててテクスチャも貼ってある。と言ってもほとんど写ってないけど(笑)
久し振りに見る素顔に「あれ、こんな顔だったんだ」と違和感を覚えることひとしきりである(ひでぇ)。

ファンタジーなキャラを扱ってて楽しいことの一つは、髪や目の色に変化をつけることができる点だろう。バランスも考えないといけないから、面倒臭い作業でもあるけど。それでもMATファイルを適用しながらテストレンダを繰り返すのは、百面相を見ているようで面白い。

P5以上で既存のテクスチャの色味を変えるなら、HSVノードがお勧めだ。HSVノードはそのまんま、接続されたノードの色相・彩度・輝度を変更するノードだ。アプリケーションを切り替えなくてもその場でちょっとした色味の変更などはできてしまうので、手軽に試したい時や急ぐ時には便利だと思われる。詳しいことは本宅のTipsでまとめたいと考えているが(最近更新の間が開いているなぁ)……まあ、そのうち。

ちなみにAさんの折鶴はこれがオチなので、これ以上続かないので悪しからず(笑)。

翼ある者展が一段落 / 2006年10月09日

投稿期間が無事終了、コメントの受付が15日一杯ということで一段落。皆様お疲れさまでした。拙作に頂いたコメントは、一つ一つ噛みしめながら拝読しております。

自分の作った絵に対していちいち制作過程を載せるのは、往生際が悪いような、自己顕示欲が強いんじゃないかみたいな気持ちになったりすることもなくはない。が、自分が他人の話を聞いて参考にすることがよくあるので(純粋に読み物として興味深いし)続けていきたいな〜と思ってたり。

というわけで。

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「どうやって作ったのか?」とお尋ねの声も頂いたが、なんのことはない。そのまんまレンダしたものをガリガリ色調補正しただけであったりする(笑)
ちなみにライトは0灯。緑のライトで照らしているわけではない。もちろんごく普通のレンダ結果をレタッチすることでも同様の効果は得られるだろうが、今回は最初からマテリアルで再現することが目的の一つだった。

昔、MacintoshにはAfter Darkというスクリーンセーバーがあった(今でもあるみたいだけど)。羽の生えたオーブントースターが飛んでくるやつ、と言えば幾人かの方は懐かしい思いに駆られるかも知れない。その中に、妖精を模した光の粒が乱舞する、美しいモジュールがあった。もう名前も思い出せないが、その無機的で幻想的な光景は今でも印象に残っている。その「印象」そのものをモチーフとして、意識の狭間に滑り込む、根源的な存在を表現したいというのが今回のテーマだ。最初に充てていた邦題は「畸形信仰」だったが、やや障りがあるので異形崇拝となった。平たく言えばマト○ックス+ファンタジー、まんまである。

起用したフィギュアはG2 James。理由はもちろん、こんな時でもなければ使わない手持ちのフィギュアの中で一番、体の造形が美しいからである。特に肘・膝、また指先や足首から先など、関節を跨ぐ腱が表現されている男性フィギュアは皆無に等しい。筋肉に対して特に思い入れがない自分にとって、ただ破綻しないだけのソーセージのような肉体は美の範疇に入らないのである(暴言)。

なわけでとにかくポーズをつける。構図が大体決まっていたので、画面比率とメインカメラを先に固定し、サブカメラやポーズカメラでポーズを決める。翼は非生物的な曲線が描けるDreamer Wingを使用する。ちなみにこの翼、いわゆる「両面ポリゴンの呪い(笑)」がかかっている。そのまま使用すると三角形のノイズが出てしまうので、マテリアルルームで「ノーマル_前」にチェックを入れるか、P5なら面反転ポリゴンの削除などの対策を打とう(詳しくは拙宅Tipsを参照)。まあ、今回自分の場合はウラもオモテも関係なかったんだけど。

で、ポーズが決まったらマテリアルを詰める。全てのライトをオフにして、背景も黒にして、自分から発光しているように設定する。
翼の部分は3Dテクスチャのノイズを使用した。

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まんべんなく分布したノイズにバイアス(Photoshopでいうトーンカーブ)をかけて暗くした後、四捨五入で0(完全に黒)と1(完全に白)に振り分けて点描を作る。それを環境値に接続し、全体に疎にしたかったので透明値にも接続する。細かいパラメータ自体はレンダリングしながら調整。テクスチャを全部消去してしまっているので、レンダリングの早いこと(笑)。

体の部分はエッジブレンドを使用して、視点に平行な面ほど発光率が高くなるようにする。また、底から浮かび上がるようにしたかったので、プローブライトを使用して若干下向きの面の光が強くなるようにする。プローブライトの特性自体は、まだ完全に把握しきれていないので詳しい説明はまたの機会に。

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髪の部分は体と同じように最初はテクスチャを使用していなかったのだが、やや毛先が煩わしかったので元のトランスマップを利用する。

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DAZフィギュアを使用しなかったもう一つの理由は、マテリアルグルーブが細分化されていて、ちょっとした変更を反映させるのが面倒だったからだったりする。ともかく出来たマテリアルはライブラリに登録して、使い回しが効くようにしておく。

シーンはこんな感じである。環境色が1なので、眩しいことこの上ない(笑)

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この状態ではポージングもままならないので、ポーズを再調整するときはライトを点けて、環境色をオフにして調整したりする。
他の周囲のフィギュアも同様に、作成したマテリアルを適用して一体ずつレンダリングしていく。

で、レンダリング後は肩や脇腹などやや気になるところを修正して、周囲のフィギュアを適当に配置したらガシガシと補正を掛けていく。本当はもう少しあからさまに電脳的なイメージを重ねるつもりだったが、自分の引き出しにないものはどうひっくり返っても出せないのであった(反省)。

ところで、今回一番難儀したのは、実はファイルサイズである。
単色だから一見軽そうに見えるかもしれないが、細かいノイズが多い(つまりエッジが立っている)絵はJPEGが苦手とするところ、さらに今回最も苦手な縦向きノイズだったりするからもう目も当てられない(JPEGは一般に横方向に変化のある画像の圧縮を苦手とする。試しに縦グラデーションと横グラデーションを同一設定で出力してみると差がよくわかる)。
普段自分は作品用としてはPhotoshopの90%〜95%の画質を使用するのだが、これだとあっさり規定サイズをオーバーしてしまう。絵を縮小すると今回のポイントである点描が潰れてしまうし、かといって当然ぼかしなどをかけるわけにもいかない。

というわけで、1%刻みで画質を落として出力し、CGIに撥ねられなくなるまで投稿を繰り返したのであった(笑)。通った画質は78%、まあ許容範囲である。

ちなみにJPEGを使用するなら、画質100%を使用するのはハッキリ言って無駄である。100%とは圧縮しないという意味ではなく、原理的に劣化が完全に無くなることない。そしてファイルサイズ自体は、画質90%を越えたあたりから飛躍的に増大する。
試みに自分の絵を画質95%と100%でJPEG出力し、それを再度画像処理ソフトで開いてみよう。一方の画像を他方にコピーし、レイヤーモードを差の絶対値に変えてみる。

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そこに現れたものが増大したファイルサイズ分に含まれるデータである。あなたの目はそのデータをどう捉えるだろうか?

というわけで、画質はほどほどの数値に設定するのが、環境にも優しいCG描きなのである。

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翼ある者展、開催中〜 / 2006年10月07日

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皆さんそれぞれアイデアあり特色ありで、力作揃いの展覧会となってます。
参加せずに後悔するより、参加して後悔した方が(コラ)楽しいはず。
土日に余裕が有る人ならここからラストスパートでしょう。まだ間に合います♪

というわけで今回は翼展1枚目の反省。誰もツッコまないから先に自分でツッコんでおこう。
後ろで飛んでいる鳥、カラスに見えなくてごめんなさい(爆)
や、だって高かったんだものー(言訳)。セールも始まってなかったし〜。

制作過程はいつも晒しているところなので、今回は絵が浮かばないorテーマが決まっている状態からの絵作りのことなんぞを。

プロの方なら日常茶飯事だろうが、趣味で絵を描いていると決められたテーマで絵作りする機会はなかなかない。テーマを与えられた時点でイメージが閃けば苦労はあまりないだろうが、そうでなければ「アイデアが浮かぶまで待つ」「なんとなく描く」のがほとんどではないだろうか。もちろん趣味なのだからそれで構わないのだが、その難点は容易にスランプに陥ってしまいがちなところだ。

表現というものは、どこかスポーツに似ている。繰り返し訓練しないと腕が鈍るし、漫然と反復したところでプラスにはならない。無理を通して多作が過ぎると枯渇してしまう(体を壊してしまう)し、トレーニングの方向性が偏っていれば歪なカタチになってしまう。そしてスランプになるとなかなか抜け出せない点も似ている。
だからこそ、イメージが閃かなかった時は敢えて「無理に」絵を作る方が良いと思う。それも、スポーツ選手がフォームを正すように、ひたすら理詰めで作るのがいい。作っている内に勘が戻ることもあるし、今までの自分に無かったものを出せるかも知れないからだ。そうして出来あがったものも人目に晒し、自分の作品として背負ってしまえば、それなりに愛着も責任感も湧く。より真面目に反省点を受け止めることができるのではないだろうか。

まあ偉そうに言ってるけど、要は今回スパっと絵が浮かびませんでした、と(笑)
幸い充分に時間があったので、じっくり展開することができたのが救いだったけど。

最初の段階では、自分は企画者でありプロデューサーであり、マネージャーだ。
企画者はまず簡単なアイデアを完成イメージなど考えずに無責任に紙に書いていく。「羽付き服を着て街を歩く女の子」「青っぽい妖精羽」「とにかく戦闘シーン」「○○(キャラ名)を使った絵」……そんな感じ。紙に書かれた言葉を改めて読むと、「こんな感じかな?」と落書き程度の絵が浮かぶ。企画者はそれをプロデューサーに提出する。
プロデューサーはまず予算や期間、技術力といった観点から到底実現不可能なものにダメ出しして、次に狙いを訊いてくる。企画に見どころはあるか、独自性があるか、テーマに沿っているか、見た人の歓心を買うことができるか。企画者が明確なビジョンを打ち出せなかったらその時点で没になる。そして企画者とプロデューサーの戦いが二週間ぐらい断続的に続く。
最後の頃になるとマネージャーも顔を出してきて、「その絵を作ることが自分自身の向上に繋がるか、逆にデメリットはないか」というあたりを検討する。ついでに「完成まで時間と気力に都合がつくか」あたりも計算する。

今回最終的に出された企画(アイデア)は4つあった。
一つは非常にネガティブなアイデアの上に女の子の絵で、もしかしたらネタがかぶる可能性があったのでパス。Kyotaroの芸風(笑)に合わないというマネージャー視点でもアウト。
もう一つはWIZ#3から、天使軍団vsザザぽんチームの戦闘シーンだったが、登場人物が10人近くになる上ザザぽん以外は新キャラ、さらに天使も悪魔も冒険者に敵対するモンスターという世界観がゲームを知らない人にはうまく伝わらないだろう、というプロデューサー視点でパス。
残ったものの一つが「烏男が片羽を出してるところ」。獣人というあまりないであろうネタと、本格ファンタジーなところ、絵的に見栄えする点が勝因だ。と言いつつ、この時点では絵は少しも浮かんでなかったけど。

だもんで次はテーマそのものの掘り下げになる。烏の生態やら獣人の語源やらを調べたり、連想ゲームでメモ用紙に単語を列挙したり。黒・孤独・孤高・不吉・不安・死体・狡猾・知的・胡散臭い・夕陽・高いところ……等々。ついでにキャラのデザインなんかも描いてみる。獣人は普段は全く普通の人間で、人間社会で生活している。烏っぽくちょっとした光モノなどを帯びた洒落者で、流れ者の風体をしているだろう。黒ずくめだと見る人にとってわかりやすいだろう。短いマントと境界のない翼・旅人風の軽装・斜めに佩いた細剣など、ある意味ベタな記号を揃えつつイメージを固定していく。

このあたりでさらに1週間。展覧会まで10日程。ようやく「ありえない高所に一人佇む姿」という基本コンセプトが決まる。あとは、連想ゲームから抜き出したアイデアを盛り込みつつ、どうすれば効果的かを考えながら絵を作っていく。

というわけでようやくPoser起動。
ロングショットになることが分かっていたのでキャラ作りは程々に、手持ちの中からイメージに合う服を着せる。で、片腕を非表示にして羽をペアレントし、適当にポーズを取らせる。

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最初は立ちポーズだったのだが、しゃがんでいた方が飄々とした性格が強調されるように思えたのでそのように。高さを強調して背景に建物を入れようと考えていたが、俯瞰にすると町並みを全部描写しないといけないので(笑)水平に近い角度からのカメラアングルにする。

片翼というのは微妙に悩んだところだ。獣人が「化け切ったら完全にケモノ」なことを知らないと、片翼は別の方向でインパクトが強い。だが背中から生えているものではないし、両方翼だとなんかカッコ悪い。両方とも腕だったらそもそも翼絵にならない(笑)。だので、最初は遠くの建物に影が落ちて大烏の姿が移っている、という描写を考えていた。

この状態でテストレンダしたあと、Photoshopで落書きして最終的なイメージを決定。

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それをPoserの背景ピクチャに読み込んで、細かいポーズやカメラ、ライティングなどを決定。でもって遠景の建物プロップを並べる。
ライティングを詰める内に、遠景に影を落とそうとすると構図的にかなり無理をしなければいけないことがわかってきた。仕方ないので一日ぐらい迷った末に、影で説明描写することを諦める。もう少し自分に技術があれば、破綻なく作り上げることができたかもしれない。だが迷いがとれたことで、ようやく絵が「自分のもの」になってくる。あとはもうひたすら作り上げていくだけである。

Shadeでシミュレーション用のクロスを作り、Poserでシミュレート後さらにShadeでフチや厚みをつける。ついでにほとんど写らない(笑)指輪、細剣用ベルト、袖口やブローチを作って、違和感がないようにマテリアルを揃える。

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その後、後髪をマグネットで曲げたり服のはみ出しを修正したら、ようやく本番レンダ。
近景・遠景と別々に撮り、近景はさらにテクスチャフィルタリングONにして羽や髪を部分撮りして合成に使う。背景の雲は丁度良いものがなかったので(夕方の雲の写真って逆光のものがほとんどなんだなー)、色調補正したものを2枚重ねている。

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さらに翼部分を拡大したsongbird(笑)を何パターンかレンダし、大きさを変えながら重ねて不穏な雰囲気を出す。

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今回は翼の角度がイマイチ自分的に決まっていないこと、やっぱりカラスがカラスっぽくないこと、ちょっとすっきりしすぎて華が乏しいあたりが自分的反省点。

無理矢理絵を作ることの最大のポイントは、後戻りしないこと、絵作り前にしっかり方針を練っておいて、後の工程はそれに合致しているかどうかを判断基準にすることだと思う。そして何より、どの工程で不満が残っていようと、次の段階では全力を出し切ることが重要だ。それは他者と共同作業をしている感覚に近い。途中で煮詰まったとしても、「じゃあヤメ」で済まさない。なぜダメなのか冷静に話し合う。そうすれば少しは前に進むし、いつかは結果に辿り着く。

それは楽しい作業ではないし、むしろ苦痛かもしれない。でもその苦痛は、絵が作れないという慢性的な苦痛よりよっぽど清々しいのではないかと思う。

そして仕上がった絵を見れば、自分はやはり絵を作ることが好きなのだと実感してしまうのだ。

カウントダウン / 2006年10月02日

今、自サイトのレイアウトをぽちぽちと整理している。一年近くも経つとやっぱり意味不明な記述もあったりして、htmlのタグ付けから整理している状態だ。そのうちTopページにネタを仕込みたいと思っているので、その前準備といったところだろうか。ただ、まだMac環境でのチェックしか掛けられていないし、サイト全体のCSSを改変したので全作業が終わるまではUPできない。これが結構ストレスだったりして、成果物はすぐに吐き出して自己満足に浸りたいという自分的ワガママが満たされないんである。だものでさらに作業効率は低下していく。早く終わんないかなー。

Tips記事もその他モロモロ放ったらかして、何やってんだか。

翼ある者展まであと中5日。低速ながらも作業は進行中。
とりあえず顔を作ったりとか(そこからか!)
いや、さすがにもうちょっとは進んでるけど。

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Skinny 0.5。標準体形(ざざぽんとかユーティとか)または部分筋肉モーフ適用(Bさんとかウィードとか)がメインの自分にとっては、今のとこ一番のスリム体形。顔も体形もほとんど見えない絵になる予定なので、あんまり凝っても仕方ないんだけど(笑)

例のホムンクルス(笑)は翼展の絵が上がってから少しだけ進化の予定。

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