やっぱりやめとく? や、どっちでもいいんだけどさ。
何って、あれ。あれですよあれ。じーつー……。
まあね。どうせP6ユーザーなら一体はタダで入手できるんだし、
何が変わったかなんてインストールしてみりゃわかるんだし、KojiやKelvinならともかく
James見てもしょうがないかなってのはあるんだけどね。
まあ、折角だから。
G2 JamesはPoser 6ユーザーには無償配布されることが米コンパラフォーラムで告知されている。
コンパラでの購入の際に、オプションで「P6を所有」を選択しているとシリアルを聞かれ、
ここでシリアルナンバーを入力すると、製品の価格分値引きがされてプラマイ0となる仕組み。
自分はMac版Poser 6J(アップグレードバージョン)をイーフロストアから購入したので、
ユーザー登録は自動で行われている。購入は昨年の年初だったと記憶しているが、
とりあえず問題なく値引きされた。ちなみにナンバーはハイフンで区切って入力した。
日コンパラで購入すると、値引きの計算方法が違うのか0円にならず20円になるらしい(笑)
購入すると、G2 Jamesのシリアルナンバーと共にカジュアル服パックのタダ券が貰えるので、
二度手間になるがカジュアル服も頂いておく。個人的にはスーツのタダ券が欲しかったぞ。
ファイルは本体とポーズファイルに分かれている。
コピーついでにフェイスルームモジュールもインストール。
入っているものはこんな感じ。
・本体フィギュア3種と別付けの例のブツ(笑)
・コンフォーム型の髪1つとダイナミックヘア1つ
・P6ライブラリのJamesポーズ+デモ画のポーズ+アニメーションポーズ
・全身用の3種類のマテリアルファイル
・ジオメトリファイルとテクスチャ
・表情ファイルあとカジュアル服セットは、Tシャツにジーンズ、スニーカー、上に羽織るデニムシャツの4つ。
それぞれ4種のマテリアルファイルが付属している。
別フィギュアとなった例のブツは置いといて、3種類のフィギュアの違いは
・James G2…Advanced Body ControlsとFBMの入ったフルバージョン
・JamesG2_Alternate…表情モーフだけの限定バージョン
・JamesG2_DEV…モーフもIKも入っていない
NullBlankフィギュアのようなもの
となる。
というわけでJames G2をロード。

見ての通り、Buttockとwaistが追加されている。Advanced Body Controlといい、
「Jamesは造形はいいんだけどJPがね~」という評価に真っ向から立ち向かったようである。
Advanced Body Controlsというのは、つまり
「ボディパートだけで全身のポージングができるようにしてしまおう」というものだ。
ERCの応用で、ボディパートに「腕を曲げる」とか「首をひねる」ダイヤルがごっそり。

そして、身体の主要なパートにはマグネットが数個仕込んである。

これも今までJCMでまかなってきた関節や筋肉の変形を、マグネットをERC制御することで
代替、またそれ以上の変形をさせようというものだろう。

こんな感じ。
これは一見滅茶苦茶なように見えて、実は正解なんじゃないかと思う。
モーフでは直線的な変形しか再現できないし、なによりメッシュがハイレゾ化すれば
メモリにロードされる頂点情報が増え続けることになってしまう。
ただ、多分CR2ファイル内の記述が素人目にはどうにも複雑怪奇になってしまうのと、
服を作る時はやっぱりモーフで対応するしかないだろうが、この辺がネックになるかもしれない。
同様にHandには、各指を曲げたり握ったりというAdvanced Hand Controlsが、
ToeにはAdvanced Toe Controlsが入っている。これはAlternate版にも入っている。
Advanced Body Controlは曲がり方は悪くないと思うが、操作に慣れるのが大変かもしれない。
あと所詮ERC、「男性の色っぽい指先」なポーズとか、自分好みのニュアンスなんぞは再現できない。
本気でポージングするつもりなら各指を丁寧に曲げた方がずっと早いと思う。

Advancedなんちゃらでポージング。
さて、パーツ切り分けの全身図で違和感を感じたアナタはJamesまたはKojiマニア。
ゼヒお友達になりましょう(笑)
分かる人には一目瞭然、ゼロポーズで旧版とポーズが違うのである。

JPの改善のためだと思うが、この時点で個人的に驚愕に震える。
で、メッシュ構造。James Hi Resよりもさらにハイレゾである。

RDNAで出たモーフなんか、NURBUSモデルを貰ってるんだろうな~、って感じである。
勘定してみたら約8万ポリゴン。ところがJames Hi Resは10万ポリゴン超。
どこが減ったかというと……。

Head表面のメッシュに変化は見られないが、口内や眼球などがごっそり
リダクションされていると思われる。もちろん首の切り分けも違う。
つまり早い話が、Aさんモーフの移植は無理! と……。
わかってはいたはずなのに、やっぱり実際に無理だとわかると悲しいものがある。
マグネットのメモが完全に残ってたら、フェイスルームから全部作り直すこともできるだろうけど……。
モーフの移植は無理としても、首と頭の切り分けだけは変更して欲しくなかった。
切り分けがDAZフィギュアに近くなったせいで、DAZフィギュア最大の欠点(と個人的に思っている)
であるところの「美しくない喉」がそのまんま再現されてしまった……と思う。

ところで表情モーフは旧版と種類が変わらない。まだ全部は未確認だが、おそらく表情は
原形モデルから引っ張って来ている(=旧版と同じカタチ)じゃないかと思う。
FBM自体も旧版と同じEcto・Endo・Mesoの3種が用意されている。
あと一つ、これは個人的にものすごく嬉しいモーフが追加された。

足の裏が自然にふっくらモーフ(爆) いやー、これは必須だろう!(←力説)
てなわけで疲れたので続きはまた明日(って、誰も待ってないような……)。
(2006年9月14日20時 追加修正)