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《2009年1月31日追記》
ぽざくらぶ上の「Kyotaroの日記」の更新の可能性がなくなったため、
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また、カテゴリ「あちらの過去記事」の日付を
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いつの間にか

2007年05月23日(Wed)

ぽざくら登録二周年は過ぎていた(笑)。何かやろうかと思ってたんだけどなー。
真面目にチュートリアルを始めたのは確か4月に入ってからだから、Poser歴も2年とちょっと。
ずいぶん遠くに来たような気もしつつ、やってることは変わってないような気がする。
一番変化を感じるのはライブラリに売り物のアイテムが増えたことなのだから、
なんていうかイマイチ始末に負えない感じ?

今回は珍しく女性フィギュアの登場である。
課題は恋人同士に見えないこと。目標はただの仲良し姉弟にも見えないこと。
……どうも最初から躓いてる感が否めなくもない(笑)

制作過程もだんだん何を書くべきか迷ってきたので、今回はちょっと趣向を変えて(?)
工程の節目ごとに本番画質でレンダリングしてみた。
本番画質とはこの場合、

  • シェーディングレート0.2
  • ピクセルサンプリング3
  • テクスチャサイズ4096
  • 影有り
  • 髪部分のみテクスチャフィルタリングを適用したものを合成

でもってライティング決定以降はレイトレーシング有効、横幅1280ピクセル。
設定が同じなのだから、見え方の違いは間に挟んだ工程によるものということだ。

(もちろん普段は本番前に画質を上げるなんて非効率なことはしない。
ライティングテストならライティングテスト用の、マテリアルチェックならそれ用の
レンダリングをしている。性格的に待つのがイヤなのだ。)

まずは、ポージングが終わって服を着せた後の微調整が済んだ状態。

136-1

ライトはデフォルトそのまんま。最近はポージングの最中にカメラアングルを決めてしまう。
カメラは最初にどういう絵にしたいかを考えてから画角を決めている。
今回はスタジオ撮影っぽく閉鎖的な感じ……とだけ考えていたので、普通に50mmぐらい。

次に、ライティングを詰めた状態。
背景のMultiplane Cyclorama (DAZ)は真っ白の状態だとライティングし辛いので、
3Dテクスチャの雲を色だけ変えて適当に当てている。

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ライトはスタジオを意識して多めに3灯。1灯は全レフ板代わりの拡散IBLを強めに。
メインっぽいライト2灯は方向性が出ないように両サイドからほぼ同量で、
周囲を暗くしたかったので無限光ではなくスポットを使い、影響範囲を絞っている。
影はボケの強いシャドウマップで、サイズを大きくせずにぼかしを上げて、さらにぼかす。
濃さは2灯とも100%である。実はステップノイズが微妙に消えてなかったりする。

次にマテリアルルームでマテリアルの総チェック。
テクスチャを使わなくても再現できる質感は、作り替えて容赦なしにマップを捨てていく。
性格的にメモリの無駄遣いもイヤなのだ。

136-3

マリアさんの服やアランのベルト、影の付き方あたりが少し変わっていると思う。

拡散IBLライトにはもちろんAOを適用しているが、他のスポット2灯にまでAOを使うと
レンダリング時間が無闇に伸びてしまうことになる。
しかし影のぼかしを強めている以上、細部の影はカバーしきれない。
そこでどうしても影をつけておきたい床と肌にだけ、マテリアル側にAOノードを適用した。
RRは文字通り低解像度なのでポリゴンの非平面度合いが大きくなり、
AOのアーティファクト(あの黒い斑点のやつ)が発生しやすい。かといってバイアスを
大きくすると陰影が途切れてしまうので、ある程度はポストワークで修正することにする。
背景は3Dテクスチャの雲ノードを二つにして適当に重ねて調整。
実際にはこれが本番レンダリング(の一枚)である。つまり生レンダ状態。

その後、細かいアイテムを部分レンダで撮り、Photoshopで合成作業に入る。

136-4

ポストワーク第一段階。複数枚のレンダ画を合成し、いろいろ修正を入れたところ。

ベースギター以外の小道具は、一度別ファイルでマテリアル調整してから、
その調整したシーンファイルごとファイルメニューで読み込んで配置した。
無限光を使っている場合はオブジェクトの存在する範囲を広げると影の出方が変化してしまう。
が、今回はスポットライトを使用しているのでライティングの再調整は不要である。
(このへんの理屈は拙宅ライティングTipsを参照のこと)

で、レンダ画を統合したら、AOのアーティファクトとか服の破綻だとかをレタッチ。
ついでに気になる肩とか脇とか、顔とかもペタペタと修正して第一段階終了。
そいでもってようやくポストワーク第二段階、お楽しみの(?)写真加工タイム。

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暗く! 堅く! をスローガンに(笑)どんよりするようにレイヤーを重ねている。
周囲のレベルを下げたり雲模様を焼き込んだり彩度を落としたり。
暗くする時は人物にはレイヤーマスクをかけているが、周囲はもう潰れるに任せる状態である。

長い事描きたい思っていたイメージの割には、仕上がりにはイマイチ不満だ。
後ろにこう、枯れた木の枝とか置きたかったんだけど……省略せずに
ちゃんとモデリングしたら良かったかもしれない。
まあ、このあたりの作りたかったイメージと完成画から受けるイメージとのギャップが
自分の表現力の未熟さを物語っているわけで。
そのうちリベンジするかもしれない。

■頂いたコメント■



支払いはワリカンで。

2007年03月15日(Thu)

クリーマー×1、レモン皿とトング各1、スプーン(紅茶用×1とシュガーポッド用×1)、
フォーク×3、ペーパーナプキン×3、メニューとメニュースタンド、伝票。

以上、今回の絵で入れそびれたブツたち(笑)

久々の絵はホワイトデーネタ。三人が一度にエスコートで三倍返しと思いきや、出費は1/3に抑えられているというお話。コ洒落たカフェでお茶を……という絵は一度きちんと作ってみたいと思っているものの、なかなか果たせない。その理由の一つは言わずもがな写すべきブツの多さだったりなんかして、それっぽい雰囲気を出す為にはある程度モノを揃えないといけないわけで。

135-1

即席ティーストレーサー、いわゆる茶漉し。回転モーフ付き(笑)

このテのアイテムは、いざ使おうと思ったときにはなかなか集まらないものである。あるところにはあるのだが、何人分かバリエーションを持たせようと思ったら結構きつい。Shadeの形状集は後々使い回せるようにしっかりめにコンバートしたのだが、普段からやっておかないといざという時に結構な作業量になってしまったり。

135-2 Shadeの森シリーズからのコンバート。

あとひと月ほどでPoser歴が丸二年になろうとしている。長く続けているような気もするが、結局Poser 6からまともに使い始めたわけで、本当に長く続けている方達から見ればまだまだ未熟だろう。わからない部分も未だに多い。それでも、役に立つことがあれば書いていきたいと思うのだが……さて、何を書こう(笑)

今回の絵は、まずアイテムを掻き集めるところから始まったわけで。
次に着席ポーズが3パターン必要になるわけだが、自作物のライブラリにはこれといったものが無かったので、テーブルと椅子とM3 Blankを呼び出してイチからポーズをつけていく。基本の着席ポーズを作ってライブラリに登録してから、バリエーションをつける。

135-3

ポーズはできるだけ自然になることと、面倒臭がらないことを心がけている。見た瞬間に違和感を感じるような不自然なポーズの絵は、自分で白けてしまうからだ。まあ、心がけてはいるが、果たせているかどうかは微妙な話(笑)
それに、面倒臭がらずに一度指先まできちんと作っておくと、あとあと使い回しができる。

135-4

ポーズが完成したらライブラリに登録して、背景フィギュアを呼び出して配置していく。背景物はテーブルや椅子をペアレントしたら、撮りたい一角をカメラの前まで移動させる。カメラを移動させるより、背景を移動した方がカメラの切替や小道具の配置が楽だからだ。

一体ずつフィギュアを配置して服を着せたら、ポーズカメラを使ってポーズの微調整をする。服や靴の厚み分だけちょっと移動させるような感じ。あと目線のチェックとか。

ライトはIBL1灯と無限光2灯。無限光のうち1灯は壁からの照り返し用……を名目に、暗くなりがちなアランの左顔面と他の二人の髪を後ろから影を減らして照らしている。ライティング自体はいつも通りで、ライティングTipsを書いた頃から特に変わっていない。
宣伝で心苦しいのだが、影やライトの使い方で困っている方は一度拙宅Tipsを読んで欲しい。

Poser 7の拡散IBLライトのセットは、Poser 6のものと基本的には変わりがない。適用するとPoser 6の拡散IBLのライトに加えて、画像の光源の位置に対応した「鏡面反射のみの」ライトが追加される。これがどういう意味なのかは、ライティングTipsを読んで頂いた方ならお分かりになるはずだ。

既存のマテリアルを総チェックしたら、本番レンダ。今回はテーブルの上のものだけ別にレンダしている。

さすがにこんだけフィギュアを読んだ時点でティーカップとか並べ直すのはしんどかった。そのしんどいのが積もり積もって力尽き、冒頭のアイテム不足が起こってしまったわけで、やっぱり別ファイルでセットを作ってからライブラリに登録しておけば良かった……と、いつものように反省の生レンダ、4/25サイズ。

135-5

背景は黒抜きで写真合成だ。また合成のためにテーブルの上のもの、それ+テーブル、フィギュアのみ、それ+テーブル、といった風に何パターンかアルファ撮りをしている。
それでもPoser 7でフィギュア3体と背景をまとめてレンダできるようになったので、合成作業はかなり短縮されたと思う。

ところでぽざくら豆知識。
コメントにアポストロフィを打ちたい時は、文字参照を使うと吉。

■頂いたコメント■



134-1

というわけで、こちらはBさん編。
イキナリ何のことかと思われた方は拙宅ブログをご参照頂きたい。つまりはPoserキャラ用バトンが渡ってきたわけである。行きがかり上答えることになった彼の発言は、Aさんのそれと比べてみると面白い……かもしれない。

なりゆきとAさんへのインタビューはこちらから!


 

1.親御さんにお願い。キャラを15文字以内で紹介してください。

Aさんのライバルにして兄弟子。

2.親御さんにお願い。キャラのリソースを教えてください。

使用フィギュアはまいこーさん(RRじゃない方)。こちらもぽざくらのブログをリアルタイムでご覧になられていた方には既知のことだけども、テクスチャから髭までほぼ全て手作りである。詳しくは過去ログ「Bさん」の辺りを参照していただければと思う。

3.親御さんにお願い。主に使用している2D、3Dソフトを教えてください。

重複するけれども、Photoshop CS・Shade8.5Pro・Poser 6J。
Macと優秀なテキストエディタと根気さえあれば、これで自作も連携も充分。

さて、ここからはBさん登場である。

4.お名前は?

「上記のリンク記事に載っているので、すまんがそちらを参照してもらえんかな?」

5.おいくつですか?

「……見かけや年齢では、人ひとりの人生経験を推し量ることはできないと思うが……(チラリとこちらを見る)……どうしても答えんといかんのか……? (渋面で再びチラリ)……し……新緑の聖日の翌日に……さ、さんじゅう……さんだ。いや待て! 確かに平均寿命の半分は折り返してしまっているがだな、別に体力の衰えだとか朝が早くなったとかそういうことは……! そもそもこちらの世界では成人になるのもずっと遅いと言うではないか、第一、朝が早いと言うならあ奴の方がずっと(以下なんだかよくわからない弁解が続く)」

6.持っているレアアイテム(3D)を教えてください。

「……ふむ。作者はこういうことには疎い方でな、自分の所有物の希少度には不案内なのだ。それに、価値とはそれを見た者の中に生じるもの。自分が『かけがえのないもの』と感じたのなら、それがいかにありふれたものでも、それによって価値が損なわれることはない。私は所有しているデータよりも、データそのものである私がここでこうして話す機会を与えられている事、我々の世界にもこのような交流が生じうるという事、それ自体がとても貴重で、すばらしいことだと思う」

7.(親御さんに対する)悩みはありますか?
  (恥ずかしいポーズ談などを聞かせてください。証拠画像があればLINKしてください)

「いや、ないな。悩みは、相手に抱く自分の理想が、相手に理解されていないと感じる時に生まれるのだ。相手を理解することと、自分を伝えることに努めれば、この世に悩むべきことは多くない。まあ、私もまだまだ未熟だからな、頭痛のタネが尽きることはないが……。そうだな、気恥ずかしい思いをした事と言われれば……。若い頃の写真(過去ログ「閑話休題」「1000000[V]」を参照)を使われるのは、少し抵抗があるな。これもやはり、私の中に至らぬ部分があるからなのだろう。……あ! いや若い頃と言ってもだな、今だってこちらの世界の基準で言えば充分に若いはずで(以下やっぱりエンドレス)」

8.お好きな衣装と苦手な衣装は?

「我々神に仕える者たちは、常にその教えに従い、物質的な豊かさやうわべの美しさには惑わされぬよう努めている。戒律では質素を旨とするように定められているが、大事なのは乱されぬ心なのだ。だから、我らは何を身に付けようとも、魂は常に法衣を纏っているとも言える。好きかと訊かれると困るが、私にとって他の衣服はかりそめのようなものだ。まあ実際、私は少し筋肉が発達しているので、着られる衣服も少ないのだが……誰だ、腹が出てるのだろうなどと抜かす奴は(←なんか遠くからの声が聞こえたらしい)」

9.3Dアイテムは主にどこで仕入れますか?
  (お買い物、フリーモノなど、差し支えなければサイト名を教えてください…)

「これは、あ奴の方から答えさせてもらっているだろう。作者はあまり行動範囲の広い方ではないのでな、無償配布品は日本での紹介記事が命綱なようだ」

10.貴方が保存されているライブラリへ2言

「ふーむ……。カテゴライズは悪くないのだから、あとは運用だろう。自分の興味が湧かぬ作業でも、面倒臭がらずに継続することだ。整理についての話だが」


えー……。そんな感じになりまして。いまいち大人し目かな。当たり前か(笑)
あ、以前にも明言したが自分は宗教モノは好きでも宗教自体は嫌いという不心得者なので、宗教関係者の方は決して本気で読み込んだりしないように。ノリですから、ノリ。

あとトシの話は、まあ平均寿命が60歳程度で、少年が14~16で立派な人殺しとして自立しちゃうようなファンタジー世界(イヤな表現だなぁ)の話なんで。その世界でだって充分働き盛りの壮年期の筈なのだが、微妙に引っ掛かってるのはやっぱりイロイロあるんだろう、ということで。

そんなわけで、Bさんからのバトンは……そう、この方しかいないだろう。
周囲の怪しげな風評(笑)にも負けずに拙宅を遊びに訪れてくれて、ムサ苦しい拙宅に明るい笑い声と爽やかな風を運んでくれるBさんの小さなお友達。

134-2

ぱいんさん家のココリ君たちの元へ届けたいと思う。

ぱいんさん、よろしくお願いしますm(_ _)m

■頂いたコメント■



ひさびさ。

2007年02月06日(Tue)

よくよく考えてみればこちらの更新がおろそかになっていた。年明け初の更新だ。
いっそこのままフェイドアウトしようかとも考えたりして(笑)

いやその。

タイミングを外してしまって恥ずかしいばかりだけども、
ぼざだうにメンズ冬物ジャケットをUPしています。よかったら使ってやって下さい。

133

P7移行は未だ途中。マテリアルルームのバギーな操作性に非常にストレスを感じるので、個人的にはSR1が出るまで完全移行は難しい感じ。日本語初版で改善されてたら泣く(笑)
レンダラ周りに限らず使い勝手が改善されている点は評価できるものの、最大のウリ?らしき「レンダリング途中にメモリ不足で止まらなくなった」という恩恵には残念ながら浴せそうにない。

なぜなら今までFireflyレンダで止まったことはほぼ皆無だからだ(笑)

止まらないようにレンダリングしてるんだから、まあ当然だけども。とは言いつつも、シャドウマップ周りのバグやらいくつか不可避だった点が確かに改善されているので、ぼちぼちとレンダだけはP7移行しようと考えている。


まめ知識。
ぼざくらのブログで過去記事を閲覧したい時は、「最新の日記」に表示されている最近1ヶ月分の記事のタイトルのどれかをクリックすると全てのエントリが表示される。その下の「○月の日記」をクリックすると、月単位で記事を検索する。

この月別表示は文字通り年を考慮しないので、2007年1月に表示される「12月の日記」は2007年12月の記事なんである(笑)
したがって年が変わってから一度も更新されていないブログの過去記事を表示することは、本人自身か記事別のアドレスをどこかに保存していない限りほぼ不可能である。

まあそういうことで。

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