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roseさんのブログでご紹介いただいたので、こちらでも解禁。毎年那須高原で正月に催されているチャリティ展覧会に出展させていただきました。会場の様子など、詳しい情報はroseさんのブログで。

世間様にもっとPoser絵をひろめよう会 | Poizon of rose

いやー、なんか小っ恥ずかしい。お買い上げいただいた方、万が一にもご覧になってはいらっしゃらないでしょうがありがとうございます。申し訳ないです。ひえええ。


タイトルは『楽園の君に』。実は同名のタイトルの歌があって、久しぶりに聞く機会があってそこから着想。毎回「新春の那須にふさわしい」というテーマに悩んで寒々とした脳内イメージを転がしてみるんだけど、結局過去に作った絵を見返して「冬と春の絵は作ったから次は夏っぽいのかな」なんて方向に進んでしまった。

なんていうかこう、自分の中に一人の理想的な少女像があって、それは「自分がこうなりたい」という意味での理想ではなく、もし自分が「理想的な青年男性」であったらこんな子を心に住まわせたいな、と思わせる、そんな感じの女の子。

そんなわけでA4を0.2、Realisticを0.5、まにほにAnnyを0.74混入してIrisSizeをがっつり下げるとだいたい「こんな感じかな」という顔に至る。

あとは「彼女がデートに着て来ても引かない服装」をランタイムから探し出してマテリアル調整。ついでに口角を上げるモーフとかもちょろっと作って仕込んでおく。

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できたところでライブラリ登録して、別ファイルでシーン作成。わかりにくいけどこんな感じ。

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レンダリングサイズは印刷用途ということで、4096ピクセル四方で仕掛ける。ここで考えるのがレンダリングにかける時間とピクセルサンプルの兼ね合い。ピクセルサンプルは1ピクセルの色を決定するために行う計算の回数だ。数字は自乗されるので、値が2なら4回計算される。

つまり、ピクセルサンプル2で100×100ピクセルを計算するのと、ピクセルサンプル1で200×200ピクセルを計算するのは、ほとんど時間的に変わらないということだ。

360dpiで印刷すれば、1つ1つのドットはものすごく小さい。0.1ミリ以下である。そこに多少のノイズが乗っていたところで、離れて見れば言うほど気にならないだろう。全体的な明るさが確保できる程度のサンプル数であれば、それ以上品質を上げたところでそんなに違いはあるまい。

と割り切って、512ピクセル四方でレンダリングの秒数を確認してから、4096ピクセル四方の1回分の計算にかかる時間を割り出し、「寝る前レンダ」で費やせる時間(=だいたい10時間以内)からピクセルサンプルを算出。というわけで今回はピクセルサンプルは4で計算した。

生レンダ1/256サイズ。

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で、トーンマッピングでがっつり露出オーバーに補正してから、軽くノイズリダクションをかける。

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それでもまだノイジーだけど、これをたとえば1024ピクセル四方に縮小すれば、1辺が1/4。ピクセルサンプルは4倍の16でレンダしたのとほぼ変わらない画質になる、だろう、と思う(弱気)。

時間的に結構早めに終わったっぽいので、サンプル5にしてもよかったかもしれない。

あとは気になるところにちょろちょろと筆を入れて補正。レンダリングしてしまえばあとの工程は変わらないなあ。復帰してから半年ぐらいずっとSuperflyで丸やら四角やらをレンダリングしてたけど、ようやくまともに絵を作った気がする。

それにしても作ってる時から思ってたけど、こっち目線のポートレートって壁に飾る絵としては適してないよね(笑)。なんでもない時にフと目が合ったら怖いもんね。しかも正面向いてるしね。

まあそれはさておき。

適当に縮小したサイズのものをRenderosityと、あと国内で放流できそうな場所が思い当たらなかったのでとりあえずPixivに投稿してみた。

サイトをちゃんと整理したらそっちにも飾る予定。



つまるところテストレンダ。

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っていうかね、Aさんの生え際ネタにしたら自分の頭に10円ハゲが見つかったんだけど怖杉内。

実際には1円玉ぐらいのサイズだったんだけどさ。



ウォーターマーク

2016年12月25日(Sun)

よくDAZのサイトでプロモ画に"NVIDIA Iray"とか古いのだと"DAZ Studio render"とか入ってるのを見かけるけど、そういえばPoserにもそんなのがあったような気がするなあ、Superflyって入っているのを見かけた記憶があるなあ、とふと思った。あれって、自分で入れられるんだろうか。

というわけでGoogle先生に聞いてみた。トレードマークとかそんな単語で調べたら、「あれは透かし、英語でウォーターマークって呼ぶんですよ」と教えてくれた。その昔、紙の製造過程で濡れた状態の紙にプレスしてつけてたからとかなんとか。透けてなくても透かし。濡れてなくてもウォーターマーク。ふむふむ。

そんなわけで、RDNAのフォーラムにそれっぽいものを発見。

Watermark for your SuperFly Renders

使うときの注意事項とか書かれてないけど、自由に使っちゃっていいのかしらん。生レンダ限定とも書かれてない(ような気がする)けども。まあ、さすがにレタッチごりごりの絵に入れようとは思わないけどさ(笑)。

とりあえず使ってみた。クリックで倍サイズ。

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うん、なんか透かしが入ってるだけで上手くなった気がするよね! ←

Poser 11になってから、検証の時以外はほとんどFireflyを触っていない。以前のアイテムやキャラをレンダリングしてないからっていうのもあるんだけど、やっぱり「より説得力のある結果になる」というレベルから「今まで不可能だったことが可能になった」というレベルまで、いろんな点で描写力が格段に向上したのが一番の理由。今年の春に買った時点で国内ではあんまりいい評価を見なかったんだけど、実際使ってみたらビックリするぐらい夢というか可能性が広がったわけで……。まあ、昨年末?に発売された当初はホントに使いものにならなかったのかもしれないけども。

速度の面では、FireflyとSuperflyはどっこいどっこいかな、と思う。概ね単純なシーンはFireflyの方が若干早いけど、その分致命的なぐらい苦手とするシーンがあるのでなんとも言えない。自分はGPUレンダリングができない環境なので、CPUレンダリングでの話だけども。状況によって使い分ければいいんじゃないかな。って、毎回言ってるような気がする(笑)。

なんで唐突にこんな話題を上げたかというと、海外のフォーラムでウチのブログ記事を見た人が「SuperflyなのかFireflyなのか、生レンダなのかレタッチしてるのかわからんがな!」というツッコミを入れてたから。うん、ごめんなさい。基本的に文脈に頼りきりの書き方をしてるから、ネイティブじゃないと画像を見ただけじゃ分かり辛いよね。

そんなわけで、私は特に記述がない限りSuperflyレンダリングを使っています。



いろいろトゥーン。

2012年06月30日(Sat)

お題でレンダでトゥーンを扱ったので、覚え書き程度に。

まずはCartoon(スケッチシェーディング)のプレビューレンダリング。

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ドキュメントスタイルをスケッチシェーディング(ライン付き)にして、プレビューレンダする。アンチエイリアスや線の太さなどの設定はレンダ設定で行う。

ちなみにシェーディング用に使ったのはこんな画像。

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意味がわからない人は本を読むべし。

スケッチシェーディングは基本的に、カメラに対して面が真横を向いているところ(輪郭部分)と面が切れているところしか輪郭線を描画しない。それ以外の部分に線を描画したかったら、あらかじめ専用に作られたフィギュアを使うか、それなりの工夫が必要になる。今回はグルーピングツールで白目と光彩部分を別々に小道具化している。眉も小道具化してエレメントスタイルをテクスチャーシェーディングにしている。他にもテクスチャが描画されないので柄ものは使えないとか、プレビューなのでスムースポリゴンが使えないとか、多少ズレるとかいう難点がある。

お次はのっぺりレンダ。のっぺらレンダの拡散IBLの強度をやや落として、拡散色にエッジブレンドを乗算することで輪郭っぽく描画している。

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マテリアルではなくライトだけを変更するので、一番手軽かなという気はしなくもない。ただ、どうしてもエッジブレンドで作る輪郭線は、勾配が緩やかな箇所が太くなってしまう。具体的に首や腰周辺。あと、斜めから光を当てた感じの陰影を作ったり、影を落とすのが今のところめんどくさい感じ。

こちらはスタンダードなマテリアルによるトゥーン。

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トゥーンシェーダは輪郭線と明部・暗部ぐらいの塗り分けしかないけど、鏡面色を使うともう一色ハイライト部分で変化を付けられるかな、みたいな。輪郭はエッジブレンドを使うよりはシャープだけど、それでも太いところができてしまう。それに合わせて太さを調整すると、今度は指先とか細すぎて描画されない部分ができてしまうのが難点。テクスチャが使えるのがいいよね。

もうひとつ、こちらは法線トゥーン。具体的な説明は過去記事参照の事。

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場所によっては上手くいかないこともあるけど、均一な太さの輪郭線が描画できるのが長所。短所はめんどくさいこと(笑)。今回は出来上がったシーンファイルをそのままWavefront OBJ出力して再読み込み、グルーピングツールで一括で面反転している。シーン内のオブジェクトが少なく、ポージングも完了していて、動かさないと分かっている時限定の荒技。

法線トゥーンは輪郭にしか関係ないので、本体自体はマテリアルのトゥーンシェーダを使っている。前の例より塗りの境界をぼかしてみたり。

ところで、普段まったくトゥーン画を作らない人が実際にトゥーン画に挑戦してみると、手法以前の難しさを感じることもあるんじゃないだろうか。トゥーン画はリアル系レンダ画に比べて圧倒的に情報量(変化)が乏しいので、リアル系レンダそのままのシーン作りだとまったく画面が「持たない」んである。まったく別な方向での構成力を求められるというか、つまりセンスが問われるというか。

まあトゥーンだろうがリアル系だろうが、手を抜けばその程度のものにしかならない、というのは共通ということで。



海より深く。

2012年03月14日(Wed)

和風展、コメント受付中です。自分はこれからゆっくり閲覧の予定~。

第六回和風展バナー大

というわけで、一人和風展反省会パート2。

昨年の和風展が終わった時点で、奈良時代っぽいものをやりたいな、と漠然と考えていた。特に深い意味はなく、単にやってる人が少なそう+平安より衣裳が好きな感じだから、という単純な動機だ。突き詰めていくと和風というより中華風になってしまうのが微妙だけど(笑)。イメージはヒラヒラな女性がフワフワしてる感じ。説明になってないけど。仏教関係の天女が空を飛んでるとかじゃなくて、あくまで普通の女の人の感じで。使うフィギュアはA4かなあ、若い女の子ならManihoniさんのAnnyがちょうどいいし、などと考える。(←自分でキャラをこしらえる気は毛頭ないらしい)

とりあえずGoogleで検索しながら必要そうなアイテムをリストアップ。髪・髪飾り・服・ヒラヒラ・ウチワ・etc... という感じで溜息をついたのが月曜日ぐらい。仕方ないので簡単そうなものから手をつけていく。

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翳(さしば)。顔を隠す(むしろチラ見せする?)ためのアイテム。テクスチャは後でまとめて作るつもりで、適当にUV展開しておく。

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髪は手持ちのものの中からA4に合って使えそうなやつを探して、結った部分だけを作る。テクスチャはKozaburoさんのテクスチャを切り取って流用。

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どうせ見えないって分かってるのに作ってしまったり。

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蝶はメモ用紙にぐりぐりしたラインを、Shadeでそのまま再現した感じ。ポーズが付けられるようにフィギュア化しておく。あんまり深く考えずに作ったので、角度限定というか別アングルから見たらちょっとイマイチ。光球は以前紹介したもので、蝶のBODYにペアレントしてある。

作れるものはだいたい作ってしまったので、一度頭の中を整理しようと落書きする。服を作るのに躊躇していたとも言う。

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なーんかピンと来ないなあと不安になりつつ、DC計算の必要なパーツや色の組み合わせなどを漠然と把握する。

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衣(きぬ)の袖はDCにするので、作りやすいよう腕を伸ばしたポーズに合わせる。背子(からぎぬ)はコンフォーム、裙(も)はスカート部分だけDCで腰と紕帯(そえおび)の部分はコンフォーム、というわけで上下一体のハイブリッドフィギュアにする。モーフを作るのがめんどくさいので、最初からA4体型に合わせてモデリング。配布品じゃないし。JP調整も絵のポーズだけ再現できればいい、という感じで。

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フィギュア化が終わったところ。DC部分は六角ポリゴンから作った三角ポリゴンになっている。衣は袖部分しか作っていない。どうせ見えないしー。

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早速着用してポージング。手は衝突対象から外すので、ダミーの球体で覆ってド●えもん状態に。表情とA4のマテリアルもこの時点で作り込んでおく。

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比礼(ひれ)はテクスチャがなるべく歪まないように簡単な形で作って、一度途中までシミュレーションしたところで「新規小道具を作成」で小道具化。再度ウィンドデフォーマをかけつつシミュレーションする。発想はDC展の時と同じ。

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シミュレーション後、もうちょっとなびいて欲しい裾をマグネットで引っ張ったり。

ここまで来たところでテクスチャを作る。衣、裙、背子、紕帯、比礼、翳、髪飾り×3……。リストを作って陰鬱な気分になったのは、確か木曜日だったような気がする。とにかく素材集を切り貼りしてテクスチャを作成、マテリアルは別ファイルで調整してライブラリに登録。

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ちょっと余裕がありそうだったので、釣灯籠をサクっと作る。イメージは春日大社の回廊にズラっと並んでるやつ。テクスチャを作らずに済むよう、網の部分もモデリング。

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シーンファイルはこんな感じ。水面は基本小道具に追加されたでっかい平面。

今までなんかピンと来ないなあ、と思いつつ作業を進めてきたのが、いよいよ本格的にピンと来なくて焦る。不安になりつつ本番レンダ。ライトはIBLとスポットライト1灯、無限光1~2灯。

で、生レンダ。

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もう「駄目だあぁっ!!(ガッシャーン)」(←焼物職人が壷を割ってるイメージ)という感じ。

だめ、全然しょーもない。「こんな(検閲削除)なものを製造するためにお前は約一週間ひたすら机に向かってきたのか、この(自主規制)め!」みたいな罵詈雑言が脳内を駆け巡ったり。

ちなみに「しょーもない」というのは関西人にとって「存在する価値もないクズ」ぐらいの意味合いである(嘘)。

とは言え代案もないので、そのままPhotoshopへ。適当な写真の山のシルエットをコピーしてきて塗りつぶして重ねたり。

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ああ、余計意味わかんない。無い方が良かったんじゃないの。なくてもダメダメだけど。

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輪郭線を足してみたり。またこのパターンかよ! 芸がなさすぎ。そんなに下手ならもうPoserやめたら?

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トリミングしてみたり。構図はマシになったかもしれないけど、ありきたりだよね。結局意味不明なポートレートじゃん。

……などとやっているうちに、だんだん目が慣れてきたというか「もういいだろ」という気持ちになってきて、タイトルを考えようと万葉集を検索したら「夢で逢えたら」みたいなテーマが浮上してきて、ああ、ここは幻と現実の境界なんだな、この女性はもう逢えない人なんだな、みたいな解釈になって最終的に文字入れに頼って手直しして、という感じでとにかく完成に漕ぎ着けた。

完成してみれば、まあ……まあ、普通かな(笑)。


今回つくづく感じたのは、自作って(絵にとっては)なんの価値もないよね、ということ。自作を否定しているわけじゃなくて、どんなに時間を掛けてモノを作り込んでも、最終形態が絵ならその絵自体が良くなければ意味がない。展覧会は絵を見せる場所だから、その絵だけがすべてで、何にどれだけ労力をつぎ込んだかは関係ないんだ、という。

今回作ったものに関しては、(細かいミスはあるけど)それなりに満足かな、と思う。テクスチャもシミュレーションも思った形になったと思う。でもモノの良さをアピールするならワイヤーフレームの三面図を公開するなり商品プロモを作ればいいのであって、絵を見せる場所でそんなものは場違いなんである。

というわけで、やっぱり全くのノープランで取りかかるのは良くないな、と。もうちょっとしっかり完成絵のイメージを持ってから取りかかるべきだった、と反省。来年参加できるなら、その辺踏まえて取りかかりたいな……と……。

もうネタないんだけど(汗)。

(※今回文章表現がちょっぴり過激だけど、だいたいいつも通りの自分ツッコミを文字にしただけなので、気にしないよーに。)





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ネタを探しているらしい。

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